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実践報告

2007年

放課後での学習クラブ活用事例の紹介

放課後時間帯に空き教室において学習クラブをご活用いただいている学校の様子をご紹介します。
「子どもたちの学ぶ喜びを引き出し、授業と家庭学習を繋ぐ中継基地のような教室」その教室での取り組みを紹介します。

はじめる前に

子どもたちは、事前に『自分の解らない所、復習したい所、苦手な所』を紙に書いて持ってきます。一人一人がしっかりとした目標を持って教室にやってくるのです。

はじめの言葉

始まる前に、学習アドバイザーが子どもたちに呼びかけます。
「みんなよく来てくれたね。ここはみなさんが自分でお勉強するところです。自分でプリントを出してやることがえらいんぞ。これは競争じゃないんだから、周りのお友達と違うところをやっても良いんです。復習したい人は復習してええんぞ、恥ずかしい事じゃないから。いいか?やるところを自分で決めてお勉強するんぞ。」
自分で学習を進める大切さを子どもたちに伝えています。

学習風景

目標を持ったプリント学習

学習アドバイザーの話が終わると、子どもたちはパソコンの所へ行き、自分のやりたい単元のプリントを取り出します。操作の分からない子は,学習アドバイザーや友達に使い方を教えてもらいます。自分でどの単元に取り組みたいか、しっかり目的を持っているので、どの児童も早くプリントをやりたくてわくわくしています。 プリントを出した児童から、それぞれの席について問題に取り組みます。

いつの間にか・・・

相談しながら進めている子どもたちもいます。「僕、もうこんなにやったんよ~。」「この部分どうやったっけ?」と楽しく友達と話をしていたかと思うと,いつの間にか黙々と問題に取り組んでいます。学ぶことが楽しいと、気持ちの切り替えがとても早いのです。

マル付けの楽しみ

問題ができた子どもから、学習アドバイザーにマル付けをしてもらいます。高学年の子どもたちは、自分で解答を出してマル付けをしています。問題全部にマルをもらうと、「やったぁ!!100点だ!!」と、両手を挙げて喜んでいます。

宿題は自分で選ぶ

教室の終わり10分前になると、宿題のプリントを出す時間になります。
「それじゃ、そろそろ宿題でやってくるプリントを出すんぞ。いいか~。宿題は自分で選んで自分で出すんぞ。人から言われてやるのは宿題と違うんぞ。」
学習アドバイザーの声が飛ぶと、子どもたちはパソコンの元に駆け寄り、宿題のプリントを取り出します。

見守り・褒める

学習アドバイザーは、子どもたちの良いところを見つけては、「自分で問題をやることがエライんぞ!!そうじゃ、ここにおるみんなエライんぞ!!」と子どもたち全員に向かって褒めています。

学ぶ喜びを引き出す仕掛け

確認カード

子どもたちの道しるべとして・・・

教室に来る子どもたちには、事前に「自分の分からないところ、復習したいところ、苦手なところ」をカードに書いて持ってきます。このカードがあることで、子どもたちは自然に自分の目標が明確になり、この教室で何を学習すれば良いかが分かるのです。

貴重なデータとして・・・

学習アドバイザーはおっしゃいます。「これは大変なデータなんです。子どもたち一人一人の理解度が、ここには詰まっています。このカードを先生方が見ることで、普段の授業では見えない部分が見えてくるでしょ。そういう意味でも、この教室は授業と家庭との中継基地なんです。ゆくゆくは、この教室での成果を授業に還元できればなぁ、と思っています。」

学習の足跡

教室のホワイトボードには、各学年の単元が書かれています。「たし算、時こく、3けたのたし算・ひき算、かさ、長さ、わり算」  子どもたちは学習を始める時、これから取り組む単元の下に自分の名前を記します。1つの単元が終わり、次の単元に進む時にも同じように名前を記します。そして、前の単元とを線で繋ぎ、自分がどんな道筋をたどったのか、一目で確認できるようにしています。 このように教室のホワイトボードには、文字通り子どもたちの学習の足跡が刻まれているのです。

学習アドバイザーは、学びの足跡を指しながら子どもたちに呼びかけます。 「○○君は、足し算やって、かけ算やって、時こくの問題までやっとるんか。スゴイぞ。おっ!!次はわり算をやろうって言うんやな。そう!!それが大事なんぞ!!いいか~。自分が次何をお勉強するのか、分かる事が大切なんぞ。」

学習アドバイザーより

この教室は、子どもたちの「自分は何を勉強したいか」というニーズを具現化したものなんです。ですから、子どもたちには事前に取り組む単元を紙に書かせて、ハッキリ目標を持ってこの教室に来るようにさせています。目標があるから意欲も沸きます。そして意欲を持って取り組んだことに対しては、喜びや幸せを感じる事ができます。私は、子どもたちに自分で学ぶ楽しさを実感してほしいんです。そして、授業と家庭の中継基地として、自分の視座で考え、学べる場所として、この教室を運営しています。全てのことについて、自分は何が分かって、何が分からないのか、そういうことを子どもたちが判断できるように、生き方の勉強をしているんです。

また、プリントなので家に持ち帰って今日取り組んだ内容をお母さん方に見せる事ができるんです。子どもたちの学びに対する喜びが、そのまま大人の喜びになるように、家庭や地域とのコミュニケーションの空間になればとも考えています。

そんな学習アドバイザーのもとには、保護者の方から感謝のお便りが寄せられていました。

この前、初めて算数教室をうけて、子どもがすごく気に入って、「ず~と行きたい」と言っていました。親から毎日「勉強をしなさい!」と言われて、勉強するのは嫌がる子どもが、プリントを持って帰って、すぐプリントをしている姿を見て、私がびっくりしました。みなさんが、この算数教室をしてくれているおかげです。ありがとうございます。

○○の母より

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