
少年写真新聞社 学校コンピュータ (2006/09/28 付録)
7月25日、秋葉原ダイビルにて「lT教育セミナー ~2006、lT教育、日常化へのロードマップ~」が行われました。多くの教育関係者が集まった中、日常化されつつあるIT活用授業や情報モラル学習のようすが報告されました。
セミナーナビゲーターに金沢大学教育学部附属教育実践総合センターの中川一史氏を迎えて開催されたこの日のセミナーでは、「普段着のIT教育へ」「はじめよう情報モラル」「ITが学力向上に寄与」とテーマ別の実践報告が行われました。
愛知県小牧市立光ヶ丘中学校の玉置崇校長、松浦恵美教諭らを迎えて行われたセミナー「ITが学力向上に寄与~わかる授業の実現と学習意欲を喚起~」では、現場の教師の声を交えながらIT活用のようすを再現。タブレットPC、プロジェクタ、電子教科書などを使用した英語授業の事例と個別学習体制を実現化させた学力向上支援システムの導入事例が報告されました。
松浦恵美教諭によると、今までの英語の授業では教科書の本文を黒板に書くか拡大コピーをして掲示したり、英単語や熟語を反復練習するためのフラッシュカードを教師が紙でつくり使用していたなど、時間を浪費することが多々あったといいます。ここで発生するわずかな時間をIT化により短縮し、授業密度を高める試みが行われ、IT活用を実践したクラスの学力に明らかな向上が見られたといいます。
また、学習が遅れている生徒の学力向上を図るため、光ヶ丘中学校ではスクールサポーターによる取り出し授業(授業時間内に行われる、学習支援スタッフによる個別学習プログラム)が行われています。そこで活用されたのが特別教室に設置された学力向上支援システム (自学白習力育成システム)「学習クラブ」でした。具体的には、一人ひとりが白分の理解度に応じてプリントを出力して学習できるというもので、バーコードをスキャンすることでプリントの作成や問題を解決するマルチメディア解説を見ることができます。
個別指導で始まった学力向上システムの活用は、現在、教科指導との連動が図られており、授業においてもプリントが活用できるようになっています。
「学習クラブ」に関する詳細は日本コスモトピアのサイトをご覧ください。